No swim, No life

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平日限定プランにしたので、週末はプールに入れなかった。

そしたら土曜日がまったく精彩を欠いた日になった。

「料金上乗せしたら月の途中でもフルタイム会員になれないかな」と思って日曜日に目覚めた。

そのことだけを考えていたら少し元気が出てきて家事に精が出た。

午後に電話したら、ダメだった。ダメなんだって。なんで。来月だって。早くても。

そこからみるみる元気がなくなって、また世界から色が消えた。

 

こんなにもプールに入りたいのか、わたしは。

 

通年入れる市民プールはある。あるけど、寒い。

寒い脱衣所に寒いシャワールーム、寒い化粧室。暗い更衣室。

プールサイドに身体を温める部屋があったかどうかもあやしい。

プールのあるスポーツジムでフルタイム会員になるコースもある。

以前は高いと思ったけれど、ホテルより安いし、営業時間も長い。

大浴場やサウナ、ジャグジーも充実していて暖かそう。*1

でも今月はホテルに入会金と二ヵ月分の会費を払ってしまった。

切り替えるならそれ以降だ。

 

ああ。

 

金曜日はもちおの通院日だった。

久しぶりの腫瘍マーカーは基準値の100倍を超えていて、目を疑った。

抗がん剤、ぜんぜん効いてない。*2

医者は別の薬に切り替えることをすすめてきたが、もちおは頷かない。

今回の薬は苦痛が少ないので変えたくないらしい。

しかし効かない薬を投与しても意味がないのでは、と思う。

思うけれども、もちおにはもちおの考えがある。

悔いの残らないよう自分で決定するのがよかろうと思う。

医師は難しい顔をしていたけれど、我々が一貫してこのスタンスだということは理解されているので、それ以上強くは押されなかった。

 

こんなことがあると酷いダメージを受ける。

でも今回はこれまでほど強いショックは受けなかった。

わたしたちは午前中採血を済ませ、診察がある午後までのあいだにプールへいったのだ。

プールで泳いで、ジャグジーにつかり、サウナでテレビを見てまたジャグジーにつかり、泳いで、岩風呂に入って温まり、それから診察を受けた。

なので頭だけが異常に興奮するという事態にならず、落ち着いていられた。

診察後にレストランで食事をする余裕すらあった。

 

もちおはプールにいきはじめてから俄然食欲が増し、調子がいい。

病院帰りに図書館へ寄ってしこたま本を借り、晩御飯を食べる余裕すらあった。

一日三食しっかり食べるなんて前回いつのことだか思い出せない。

愚痴も泣き言も減るし、ぐっすり眠っている。

 

プールへいきたい。

長生きできてもできなくても、プールのある人生の方がいい。

休薬期間が終わってまた薬がはじまったけれど、プールがあればわたしももちおもこれまでより快適に過ごせると思う。

「関係ないよ、そんなの!」と、早くももちおは薬の副作用が辛さにべそべそぐちぐち怒っていたけれど。

*1:スーパー銭湯仕様でありながら、泳いでいいんだよ!最高じゃないか。

*2:がんブログの方に書いたけど、効果があった抗がん剤はアレルギー反応が出て薬を変えた。