読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

お姉ちゃんがいる夜のお店はディズニーランドだと思った話

かわいいお姉ちゃんたちとお酒を飲む店に勤めていた人の話を読んだ。

chainomu.hateblo.jp

働くお姉ちゃんたちは経営者であるママから「彼氏がいても彼氏はいないといいなさい。お客様は夢を見に来ているのだから」といわれていたそう。これに対して「そんなのただの嘘つき女じゃん」というブコメや増田が散見された。

 

これは嘘ではない。なぜならかわいいお姉ちゃんとお酒を飲む店において、従業員は「かわいいお姉ちゃん」という役を演じているに過ぎないからだ。これに怒るのはディズニーランドでシンデレラやアリスを演じている人に「お城に住んでいるっていったじゃないか!」というようなものだ。

 

だからお客さんにウケたお姉ちゃんがいるなら、同じ設定で別の人がやってもいい。なんなら初代、二代目、三代目と襲名してもいい。でもそれをやるとそれはそれで夢が壊れるから初代が引退したらver.1.2くらいの設定で別キャラクターを用意するのがいい。実際ある店でウケたキャストと似たような顔立ち、似たような髪型、似たような衣裳を選ぶから夜のお姉さんたちは似てくる。「あ、夜のお姉さんだな」とお客さんにもわかりやすい。

 

先のエントリーのママは交際事情のほかに就職先が決まっても企業名を明かさないように、プライベートのfacebookを見せないように、個人的な連絡先を交換したり会ったりするなら必ず報告するようにとプライバシー戒厳令を徹底したとのことだった。

 

ママ選りすぐりのお嬢さんたちは素直にこの指導に従い、従業員同士でもお客さんとでも揉め事はなかったという。このママの存在なしに夜のディズニーランドは成り立たない。

 

性質の悪い客が出待ち、入り待ちしたり、つきまとったりすることを防ぎ、本気になる客にやんわり釘を刺し、楽しい遊びにとどめておくよう匙加減を調整することができなければかわいいお姉ちゃんが「恋人がほしい、彼氏がいない」と自分に夢中な酔っ払いにいうのは危険なことだ。

 

ディズニーランドのパレードが観客と一定の距離をおいてなされるように、夜のパレードも監視の目が行き届いていないと盛大にはやれない。ママすごい人だったんだな、と思った。

 

こういう約束事が理解できない人は遊びにいくのは止めた方がいい。パレードで手を振ってくれたアリスやシンデレラを園の外に連れ出そうとしたり、ミッキーを独占しようとして泣く子供にはディズニーランドはまだ早い。

 

いうまでもないけれど、私的なお付き合いで恋人がいてもいないといったり、結婚しているのに独身のふりをしたりする人を擁護する理由は何もない。アブラハムの妻のサライくらいですかね、そりゃ仕方ないよって思うのは。