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ムカつくLGBTバカップルと夫婦愛 前編

愛とか レビュー

 レズビアンカップルの私生活を描いた漫画をKindleで読んだ。無料公開版はこれ。

もとのブログはこちら。 

vvvtanunuvvv.blog.fc2.com

読んで無性にいらついた。こんな生活は結婚でもなければ夫婦でもないと思った。こんなのただの肉体関係ありの仲良しじゃないかと思った。それをさも得意げに新しいライフスタイルみたいに描いて勘違いも甚だしい、と数日怒っていた。そしてそんな自分に驚いた。わたしはこれまで同性婚に賛成してきたからだ。*1

d.hatena.ne.jp

 

同性婚は賛成だけどBLが嫌い

 こういう苛立ちは、はじめて「きのう何食べた?」を読んだときも覚えた。「きのう何食べた?」はゲイカップルの日常を描いた料理漫画です。

そもそもBLがすきじゃないというのがある。都合よくポルノの記号みたいに描かれた男をいいと思う人の気が知れないと思った。よしながふみは「西洋骨董洋菓子店」を先に人に薦められて読み、小野や小早川の設定や言動に拒絶感を覚えた。その流れで「きのう何食べた?」をちょっと読み、すぐ投げ出した。同性愛や同性婚には賛成だけど、よしながふみはBL臭がするから嫌なんだ、とわたしは思った。

 

ところがそのあと「きのう何食べた?」をGEOレンタルで借りてきて読んだ。そこに至る前に「大奥」を読んで、よしながふみに対する見方が少し変っていたこともある。でも最初のころの話はやっぱりBLっぽくて嫌だった。特に矢吹 賢二の言動がわざとらしくてうそ臭くて嫌だった。

 

そのあとよしながふみが変ったのか、わたしが変ったのかわからないが、話に現実味を覚えるようになってきた。河原で弁当食べて喜んでるあたりから賢二をキモイと思わなくなってきた。ちなみに恋人を気まぐれなわがままで振り回すジルベールは最初から素直に受け入れられた。なんだろう、物語のために作られたキャラクターじゃなく、こういう人いるだろうな、という感じがした。それから「都合よく書かれたポルノ」じゃなく「すきな漫画」になった。

 

BLはゲイをポルノとして消費しているようで嫌だし、秋元康の「禁じられた二人」はレズビアンをポルノとして消費しているようで嫌だ。同性愛に対する敬意や尊敬が感じられなくて嫌なんだ、と思っていた。

 

現実のLGBTカップルムカつきポイント

ところが「まんがで綴る百合な日々」はフィクションじゃないんですね。こりゃどうしてムカつくのか。LGBTブログにいちいちムカついているわけではもちろんない。歌川さんのブログなんか前からよく読んでいたけど、こういうムカつきを覚えたことがない。

ameblo.jp

なので今回どうしてムカつくのかしばらくわからなかった。しばらく考えてみたら、これはいわゆる「同性愛キモ!」という嫌悪感や「同性愛のポルノ化ムカつく!」という怒りではなく、「ずるい!」という気持ちだった。そんな過程で結果を出して評価をえるなんて不正じゃないか!という気持ち。そりゃそっちの方が楽だろう、でもそんな手抜きで同等だと思わないでくれる?という気持ち。悔しい。妬ましい。何が悔しく妬ましいのかというと、二人が性差による役割分担からまったく解放されているということだ。

 

つづきはこちら。

kutabirehateko.hateblo.jp

*1:そもそもそれで買った。