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きみがいるだけで

もちお 愛とか

もちおが出張で1週間家を空けた。

これまでわたしがもちおを残して1週間、10日と家を空けたことは何度かあった。

でも、もちおが家を空けてわたしがこんなに長く留守番をするのは結婚以来はじめてだった。

 

なんっにも出来なかった。外での仕事が1日あったけど、それ以外はずっと家にいた。

食事も排泄もぎりぎりのレベルで、ほとんど玉子酒と作り置きの鶏豆腐団子をレンチンして食べていた。たぶんけっこう痩せた。

夜になると物音が怖い。明るくなるまで緊張しているので睡眠も短時間で不規則だった。

ブクマ書いたりブログ書いたりSNSに投稿したりしていたけど、それもだんだん人に見られているようで怖くなって、しまいには書けなくなった。

 

自立した大人同士が相互に支援しあう結婚に憧れていたけれど、実態はほど遠い。わたしはもちおがいなかったらカーテンの開け閉めさえできない。

もちおに甘えているからいかんのじゃ、もちおがいなかったらぜんぶ自分でやらないけん、出張はいい機会じゃ!と思っていた。でもいなくなったらいつも以上に出来なかった。

 

ほいで、もちおが帰ってきた。

もちおに「散らかっているんだ」と話したら「帰ったら一緒に片づけるから」と言ってくれた。

しかしもちおは片づけない。平常運転。今回は旅先で毎朝走って足を痛めたこともあり、なるべく休むようにしていたせいもある。

でも、片付く。もちおがいればわたしはどんどん部屋を片付けるし、洗濯だって掃除だってする。

 

これまではわたしはわたしがどんどん片付けている間、座ってスマホを見ているもちおに怒っていた。わたしがいなくなったらどうするんだ、家事を覚えておかないとたいへんなことになるのに!と思っていた。

でも今回わかったのは、伴侶がいないと家事や身の回りのことが出来なくなるのはわたしの方だということだった。

長い間ひとり暮らしで、なんでもひとりでやってきたのに、どうしてこうなってしまったんだろうか。

 

何はともあれもちおがいればわたしの機能は大幅にアップする*1ことがわかったので、これからはもちおが座ってスマホをいじっていても仕事をしているのだと思うようにする。

夜も隣にもちおが寝ていると安心だ。寝室はシングルベッドを並べてダブルベッド用のシーツをかけている。すきなときに転がっていってもちおがいるのを確かめて、気がすんだら自分の陣地に戻ってくる。

 

うちは子供がいないから、こんなんじゃ年取ってから困るんじゃないかと心配だけど、いまはもちおがいる生活に甘んじようと思う。

*1:当社比