処女神っぽい男の人

身近では、ゲイに対してきつい発言をする人は男性に多い。
「これがフォビアというものか!」と思う。
あれは「望まない相手から肉体的に侵入されるかもしれない」ことへの嫌悪なんだろうな。
女性は望まない男性から欲情されることの不快感
侵入の脅威は物心ついたときからある。
でもふつうそれは男性全般への嫌悪感にはならない。
男性を去勢するべきだとも思わない。相手による、と思うだけだ。
 
女性はゲイの男性といると安心すらする。
人格としてはどうかわからないけれど、性的には侵入される恐れがないからだ。
男性がレズビアンをそれほど目の敵にしないのも同じ理由なのだろうと思う。
では女性がレズビアンをどう思うか。そういう話はしたことがないからわからない。
 
でもたとえば、女性だと思って付き合っていたら、実は女装した男性で
性的指向は女性だと分かったら、自動的に緊張が走ると思う。
同性だったら妊娠の脅威はないわけだけど 
女性は社会的に、自分が相手の性的指向の対象だと分かったら
それなりに警戒するように成長するから。
それは生きていく上で必要な、当たり前の防衛本能だ。ある程度なきゃ困る。
火を扱いながら火傷しないように、水に入って溺れないように気をつけるのと同じだ。
 
男性はそういう警戒心を上手く育てる経験をすることが少ないのだと思う。
意にそまない侵入が命に関わると言う脅威を覚えることがない。
呑気に、欲情されることは基本的に名誉なことだと考えている人さえいる。
自分の性的指向を否定されることにとてもナイーブで
女性が警戒心を持ったり、不快感を表明すると烈火のごとく怒る人は少なくない。
でも侵入される側となると話は別。
 
だから多くの男性はゲイの男性に対して
思春期の少女みたいな反応をするのかなと思う。
実際ゲイによるレイプはある。健全な警戒心を持つのは大切だ。
でも自分に恋する男を許さない処女神アルテミスみたいに
正当な権利であるかのように暴言を吐いたり
ゲイを全滅させようと思ったりするのは、大人気ないと思うのよね。
自分だって女性にとっては脅威なんだから。