あのころの国 前編

動画、貼れるかな? 


salyu × salyu / 奴隷 from 「s(o)un(d)beams+」 - YouTube

 

さっきハイクでこの人を知った。そして急にあのころの国に来た。

言葉で説明するのはとても難しいんだけど

これからあのころの国のことを書きます。

 

あのころの国には10歳の終わりごろに行った。

そして自分がそこにいることに気付かなかった。

16歳くらいまでは入り浸りで、18歳くらいまでは出入りできたと思う。

そしていつの間にかそこにいたことも忘れてしまった。

 

そのころのわたしはラジオと深夜早朝のPV番組と教育テレビの演劇と

絵本雑誌MOEと児童文学と雑誌oliveとアングラ漫画を享受し

絵を描き粘土をこねプールへ行き街に憧れ雑貨屋を巡り写真を撮り

友だちといるのと同じくらい一人がすきだった。

 

どうしてあの国を出てしまったかと言うと

享受すること側ではなく提供する側に回らなければと思ったのだった。

それでゲーム会社やアニメ会社に入って空回りして

そうだ世界を救わなきゃと宗教に入った。

生活していくために働く必要も出てきた。

 

娯楽は時間の面でも信条面でも経済面でも贅沢になり

そのためのリソースは「すべきこと」のために割かなければと思った。

赤毛のアンを全部捨て、MOEのバックナンバーも処分した。

すきだった人が描いてくれた油絵もイアリングも日記も処分した。

自分は意思が弱いのだから甘えさせてはいけないと思った。

 

色々なことがあって絵も手紙も書かなくなった。

それでも自分はだらだら無駄に過ごしていると思えて仕方がなかった。

実際娯楽を削っても「すべきこと」への意欲は湧かず

たいして能率は上がらなかった。

灰色の男に時間を捧げる人みたいだ。

 

ある日わたしの人生にyoutube登場して

わたしはすっかり忘れていたたくさんの音楽を

急にすきなだけ聴けるようになった。

 

最初はちょうど18歳くらいからすきになった森高千里を探した。

森高はかわいく、知らなかったPVもたくさんあった。

それまでDVDやレーザーディスクを買わなければ見られなかったのに。

 

もちろんそのとき気になった歌や音楽も探した。

芋づる式に知らなかったアーティストのPVも観た。なんて画期的。

そして芋づる式にたどった動画の中で松田聖子を見つけて

「おー、こんな古いものまで」と思って観てみた。

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