自覚をもって

私は止まらない脳内ファンタジーに苦悩する人たちに元気をだして欲しいと思っている。
おかずがゲテモノでもいいじゃないか、人間だもの。
でも自分がゲテモノ喰いだという自覚は必要だと思う。
 
大野左紀子さんの“「女」が邪魔をする”から抜き出してノートに書き写したところ。

漫画、アニメの表現、消費には女性をモノ、性的商品とみなす差別的視線がある、という批判は当然起こってくる。一部のオタク向け商品や、ネットなどで公開されるフェティシズム丸だしの萌え言説に、強い不快感を覚える女性は少なくない。もちろんそれらを一律に規制することはできない。だがそこで主張される「表現の自由」が、女性への暴力的欲望の肯定であることは、はっきり認識されるべきである。そのことについて、当事者の多くがわりと無自覚であるようにも見える。妄想には暴力が常に存在しているという自覚なしにコンテンツを消費したり、「少女を愛でる平和な心」としてだけ語っているとしたら、鈍感と言わざるを得ないだろう。
P225 第九章 「女」はどこにもいない より

「女」が邪魔をする 大野左紀子
 
ぜひ自分が個人的な性欲を満たすために食い物にされる側に苦痛や脅威を与えながらおかずを楽しんでいるという自覚をもっていただきたい
そして社会生活を営む上で、公にすると周囲の人々に不快感を与える行為があるということを思い出してほしい。
日本ではたいていのトイレのドアに鍵がついているでしょ。
 
自分の好きなもの、興奮したものについて人と分かち合いたいというのは自然な気持ち。
でも部屋に鍵をかけてこっそり書き込んでも、ネットで発言したことは大勢の見知らぬ人の前で喋ってるのと同じだってことも忘れないでね。『「女」が邪魔をする』刊行のお知らせOhnoblog 2