アイドル声優田村ゆかりが世界一かわいい理由

いま世界一かわいいと評判の福岡出身の声優、田村ゆかりさん17歳(地球年齢33歳)。アイドル声優の方々はアニメに興味のない人からは
「いい年して」「なにこれこわい」
などと囁かれ、アニメ好きなみなさんからも
「アイドル気取り」
「声優の本業はライブじゃないだろう」
と否定的なご意見もちらほら見られますが、ゆかりんは果たしてアイドルなのか違うのか。
 
アイドルの仕事とは一体なんでしょうか。説教オヤジではるな愛が自称アイドルの三十代に
「アイドルは人に夢を与えるのが仕事。ファンはアイドルの笑顔をみて、また明日からがんばろうと思うもの」
と熱く語っていました。
 
はるな愛は去年見事な太鼓腹を公開し、その後華麗にくびれて見せるなどフィジカルな夢を叶えて見せてくれましたが、あの夢に勇気付けられた人は少なくないことでしょう。
個人的にはフィリピンの刑務所で受刑者たちにエアあややのダンス指導をした際、表情のない受刑者が最後には満面の笑みで「いぇ〜い!」とやっていたのが印象的でした。
 
夢を見るのは簡単ですが、与えるのは楽ではありません。 
みんなに夢を与えるディズニーランドはどれほど徹底した企業努力をしていることでしょう。
顧客が何を求めているかを本人以上に理解し、顧客の夢を総力挙げて実現してみせる。
 
しかし水面下のビジネス臭が透けて見えるようでは夢稼業では二流です。
この点、日本が世界に誇るアイドル稼業という独自文化は徹底しています。
 
生身の人間が崇拝されるに値するアイドルになるには、人としての幸せをかなりの程度犠牲にする覚悟が求められます。
求められたものを着て、求められた歌を歌い、求められたコメントを返して、求められた私生活をちょっとだけ公開する。
そうやってどこまでもファンに尽くしながらけして恩着せがましい態度は見せず
 
「みなさんのおかげで大好きな歌を歌えて、すてきな衣装が着られて、幸せです!」
 
と、さも好きでやっているかのように微笑むことができなくてはいけません。
ファンは自分が欲しいものを買い、自分の夢を追いながら「自分はこの子の夢を叶えてやってる」と寛大で慈悲深い気持ちになれるからこそグッズに投資するのです。 
たまのおねだりは高度なファンサービスであって、けしてアイドルサイドの乞食根性であってはいけません。
 
露出度の高いコスプレで注目されたい、年齢より若く見られるって誉められたい、かかわいい衣装がすごく似合うって騒がれたい。
そんなあれして、これして、それちょうだいと物欲しそうな精神ではいけません。
人にちやほやされ、わがままはすべて若さとかわいさで許される、そんな夢を昼間っからみていられるのはフリーランスのかわいこちゃんだけです。
  
ファンは自分から与えたいのであって、アイドルから時間や資力や注目を催促されたくはないのです。
金を搾取するのはアイドルを売り物にする悪い大人であって、アイドルはそこにお金が介入していることさえ気付いていないとファンは本気で信じている。
そのくらいでなければダメです。
 
三十代に入り、かの有名な17歳教に入った声優田村ゆかりを見ていると「ああ、ゆかりんはアイドルなんだな」と痛感します。
だって声優業界のアイドル道の厳しさは十代のそれとは桁違いじゃないですか。
いつまでも世間知らずで性にうとい、夢見る少女でいてほしい。大人になんかならないで。
 合法ロリ
 
不純だろうが純粋だろうが異性交遊なんてもってのほか。クリスマスにはアリバイを証明する写真がブログに上がっているかどうかを逐一確認される。
 クリスマスに女性声優が男と過ごしていないか監視するスレ
 
過去に一度でも恋人がいたことが発覚すれば中古、傷物の烙印を押される。
 【非処女】証拠あり 彼 氏 確 定 声 優【経験済】
 
行き過ぎなくらい仲良くなることが期待されているのは同性の声優との間柄のみ。
 レズ声優まとめ 声優板 レズ声優スレのまとめ
 
そんな巫女さんもびっくりな厳しい業界的圧力の中で、ファンの夢を壊さずに結婚を認めてもらえるのは四十代前後。人によっては子どもの成人式を見届ける年です。
(もっともほったんこと堀江由衣ゆかりんが生物学的に四十代に入るころ、この枠はさらに引き上げられないとも限りません。)
二度と戻らない女の花の短い命をかけて、まさに彼女たちは人生をかけた仕事をしているのです。
 
たとえ入籍するにしても"みんなに祝福してほしい"なんて自分の夢を押し付けたりはしません。
みんなが傷つくくらいなら、私は嘘つきな悪い子でいい。
嘘をつくなら墓場まで(※業界的な意味で)それでこそアイドルです。
 
だいたい四十代までノンストップで十代を貫くことが求められる仕事なんてほかにあるでしょうか。
そんなにも年齢的イメージが仕事と直結しているのは2020年まで24歳でいなければいけないプリンセステンコーくらいではないでしょうか。
 
そこまで無垢を期待される一方で、アニメの中ではきわどいあえぎ声だって場合によっては大人しく引き受けなければいけません。
もちろんラジオ特番では「大人っぽい役だったからたいへんでした〜うぅ〜」とフォローします。
それを編集されておかしな具合に繋がれたって抗議したりするのはアイドルのやることではないのです。
 
"本当のわたしを知って欲しい"とか甘っちょろいことを考えがちな尻の青い小娘に、これほど割り切った対応が出来るでしょうか。
"一人の女性としての幸せもだいじにしたい"とか言って出来婚を押し通すようなことをするアイドル声優がいたでしょうか。
アイドルは老けず、ただ消え行くのみ。それが真のアイドルの宿命です。
 
ここまでファンに尽くしているのですから「世界一かわいいよ」くらい言ってもらってもいい。
たまには「もっともっとー!」くらい言ったってぜんぜん悪くない。
オタの夢を背負って紅白出場を果たし、大勢の人に夢を与えた水樹奈々オリコン1位を獲得したのも当然です。
その貫禄の歌唱力と年齢は伊達ではないのです。アイドル声優はアイドルのまがいものなんかではなく、正真正銘のアイドルの域に来ている。
むしろ真のアイドルはいまや声優業界にしかいないんじゃないか。
そんな風に思う今日この頃です。
  

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