性暴力被害に気を付けて欲しいタイプ別の解説

例のタイプ分けっていったいなんなの?」という方と「該当するパターンがなかったんだけど」という方、また「男だとどうなるのかわからない」という方へ。
 
これらの行為の背景にはこんな性格が見えるとはてこは思うのです。
はてこが念頭において書いたのはこんな人。
 
1.相手を責めずに行為を拒絶できる人
 ・「キャー! エッチ☆」と言いながら相手をばっしーんと叩く
 ・その対応を責められたら「もうやだ、知らない」とちょっとすねて見せる
 
相手の意図によらず、それはやめてね、とはっきり宣言できる人が取る対応の例です。
対応の仕方はクールなものから笑顔で友好的なものまで色々あると思います。
聖子ちゃんや森高千里がバラエティなどで絡まれたときどう対処しているか、youtubeなどを見ると参考になります。
 
ポイントは相手の動機を審議しないということ。
審議しなければ説得されてそれに応じるように仕向けられることもないもんね。
もちろん内心どう思っているかは別ですよ。
 
このタイプは運良く危険を回避し続けられて、いよいよ技に磨きがかかった人もいますが、性暴力被害にあったあと紆余曲折を経てこの特質を身につけた人もいます。
後者は他のサバイバーを助ける上で強い力を発揮します。
 
2.相手に行為の不当性を明らかにしてやめさせようとする人
 ・「何するんですか」と言ってキッと向き直る
 ・その対応を責められたら「確かにちょっときつかったかも」と反省する
   
自分の不正も人の不正もあってはならないと思っている人です。
亜弓さんが自分と無関係な乙部のりえの不正を許さなかったことを思い出してください!
世界でいちばんクイーンメリーを贈りたい女優、姫川亜弓
 
議論厨と違ってこのタイプの論理は生きるか死ぬかと言う現実の問題を扱っているので、机上の空論は大嫌いです。
別に小賢しいわけでも議論好きなわけでもなく、幼い頃から権利を主張しないと生き残れないような環境にいたという人が大半でしょう。
 
しかし性暴力との戦いは瞬発力が必要なので、話し合いと合意ありきでは反射が遅れるのがネック。
話の通じない相手を説得するより全力で逃げた方がいいです。
たとえ自分の行動が失礼で幼稚で不条理に思えてもです。
 
また二次被害との戦いではスルー力が人一倍試されるのもこのタイプ。
そして暴力や差別のサバイバーとして、後から来る人が問題から抜け出すための道をしばしば命がけで切り拓くことが多いのもこの方々だと思います。
    
3.相手の行為が不当かどうかを明らかにしてから対応を考える人
 ・え? いま何が起こった? と時間が止まる
 ・その対応を責められたら どの辺が冗談? 何がきつかったの? と考える 
 
該当記事のコメント覧に書いたのですが、このタイプは自分の感覚が周囲と一致しているかどうかにあまり自信がない人です。
こういう方は他人の意図や動機を相手が伝えたいと思っているようには飲み込めないことがしばしばあり、それ以上に自分の意図や動機を誤解されることがあります。
それで想定外のことが起きた場合、先方の意図や現在の状況を立ち止まって正確に把握しようとするのだと思います。
 
感覚のズレを意識するようになる原因はアスペルガー症候群など先天的、生理的に多数派と考え方が違う場合、またアダルト・チルドレンなど育った環境で後天的に周囲とはちょっと違うという場合があると思います。
また、地域の中で少数派に属する立場にいて、周囲の常識が自分の感覚と大幅にズレている生活を送っている場合もあるでしょう。
 
いずれにしても自分の常識が他人の非常識、という環境で絶えず自分の感覚を否定されていると、自分の直感に頼って不快な行動から即座に逃げることは難しくなることがあります。
 
このタイプは常日ごろ疑問の種に事欠かないため「なぜ、どうして」が多く、これは文字通りの疑問であることが多いのですが、しばしば非難と間違われ人を追い詰める人と思われがちです。
しかしこの「人を知りたい、理解したい」という気持ちは暴力被害者の心情を汲み取る上で貴重な特質。
「質問し、考え、判断は後回し」
というやり方は、
「慰めるまたは糾弾する、それから考え、質問は後回し」
という波乱含みな傾聴姿勢と違って有効です。徹子の部屋が長寿番組なのは偶然ではないのです。
 
4.相手がどう感じようと不当と感じた行為は拒絶する
 ・「きゃあやだ!!」と悲鳴をあげてしゃがみこんでしまう
 ・その対応を責められたら 冗談でもとにかくイヤ! きついなんて知らない! と怒る
 
相手の意図や動機がどうであれ、自分に不快なことをするのは不当だということを態度で示せる人です。
拒絶の仕方は受動的拒絶とは限らず、問答無用でぶん殴るというものまでさまざま。
いずれにしても自分の行動に絶対の確信を持っていることが特徴です。
 
このタイプは2番の姫川亜弓タイプ、3番の綾波レイタイプと違って不快な出来事にはふつう聞く耳を持ちません。
ですからときには勘違いで人を必要以上に糾弾することもあるかもしれません。
しかし暴力被害は即レス即反射、スピードが勝負ですからこのタイプは対暴力では優位といえます。
 
また暴力の定義や許容可能な性関係の定義を延々話しあって消耗することが一番少ないのもこのタイプ。
なぜならマナーとして不毛な会話にお付き合いをするのもやはり不快なことだからです。
通常自分の良心の範囲内でまっとうに暮らし、無駄な消耗を避けているので比較的体力もあります。
 
このタイプが暴力被害者の味方に立つと、馬鹿な論議を一瞬で終わらせてくれるでしょう。
またこのタイプを観察すると自分が快いように生きるとは、言い換えると自分を大事にするとはどういうことかを学ぶ機会になります。
 
5. 相手を擁護する観点から物事を見る
 ・あはは、やっだーと一緒に笑い飛ばす
 ・その対応を責められたら そうお? ごめん、ごめんと謝っておく
 
このタイプは平和至上主義です。4番の神田うのタイプとは逆に、波風が立つくらいなら自分を、あるいは自分の守備範囲にいる誰かを犠牲にする方を選びます。
誰かを踏んづけてその上で暮らしたいという人にとっては理想の存在なので、周囲には歪んだ自己愛と支配欲が強い人が入れ替わり立ち代り登場します。
 
このタイプは男女問わずDVや差別は前時代の遺物、あるいは自分とは無縁の恐ろしい家庭や第三世界での話だと思っており、女性なら“女として当然”という不当な要求を、男性なら“男女同権”の域を超えて踏みつけられていながら異常に感じていないことがあります。
 
しかし客観的に見てどれだけ不当な境遇にいようと、当人が無意識に現実から目をそらしているので不平不満が少なく陽気でおおらかな性格に見えることもあり
「あんなにつらい状況なのにいつも明るく前向きで」
という評判を得ていることもあります。
 
このタイプが愚痴をこぼす場合、問題の核になっていることはふつう愚痴から除外されてしまいます。
まいっちんぐマチコ先生は生徒の成績が低いことはこぼすかもしれませんが、自分が職場で性的に搾取されていることを教育委員会やPTAに訴えたりはしないのです。
  
「本人がそれで納得してるならいいんじゃないの?」
と思われるかもしれませんが、このタイプの人は暴力に無感覚ではあっても傷つかないわけではありません。
喉元過ぎて熱さ忘れるを繰り返して胃潰瘍になるように、暴力の傷は本人の自覚がないところで進行して行きます。
  
このタイプが暴力被害から抜けだそうとすると、周囲からは性格がキツくなった、感情的になったと不平が出る場合があります。もしあなたがこのタイプなら、これらの意見はあなたが平和至上主義を脱しつつある証拠と思っていいでしょう。
 
このタイプが被害者の援助に出ると、よくも悪くも事を荒立てずに場を丸く納める手段をあれこれ考えます。
また人の必要に敏感なので、医療や衣食住といった基本的で実際的な援助を提供してくれるかもしれません。
 
身近な人からの性暴力やデートレイプ被害に気をつけてほしいタイプ別順位

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