家族親族

母の隠し工房

押入れに秘密基地を作ったが情報漏洩により娘たちに乗っ取られたというまとめを見て母のクローゼットを思い出した。 母は隠居ライフに入ってから長年の夢だった人形作りをはじめた。粘土で顔と手足を作り、その土台に縮緬を貼って、それに古い着物をほどい…

はなまるうどんによる啓示

旅先で風邪をひいて薬を飲むためにはなまるうどんに入った。 甥太郎が小学生だったとき、もちおが運転する小さな小さな軽自動車で少し離れた町のショッピングモールのはなまるうどんにときどき行った。同じフロアのゲーセンで数百円分ゲームをやって、ヴィレ…

出雲一人旅

そうだ、いまだ、ブログを書こうという気持ちになったので書きます。 「ブログって、どうやって書けばいいんだっけ…?」という気持ちで書いています。 去年宣言した通り神無月の出雲大社へいってきた。 片道およそ530kmをひとりで運転した。だいたい東京⇔大…

政治的に正しくない母娘、伝統的に正しい母娘、現実的で合理的な母娘

2016-07-23に書いたエントリー むかし書いたらくがき出てきた。当時わたしは一人暮らしで、「おかあさんに甘えたい」と思うつらいことがあったのだと思う。実母はマツコデラックス体型からもちびくろサンボママ*1的素朴さからも程遠い人。 web通販でとてもす…

接触不足

ブログの書き方忘れちゃってお嬢さんおはいりなさい状態だと思っていたけど、書けてよかった。はてなハイク亡き後、そしてかけがえのない雑談相手を失ったいまブログは貴重な床屋の穴よな。全世界に通じちゃってるんだけど。 もちおがいなくなって切実に困っ…

彼氏活動

母とわたしのあいだには幼い頃からうっすらと、思春期以降は激しく、成人してからは執拗な毒親とアダルトチルドレンの戦いがあった。恋人が出来るたびに何かと横やりを入れ、結婚してからは事あるごとに夫婦仲を邪魔してきた母。そんな母と最近不思議な蜜月…

子供部屋の跡取りおじさんと渡良瀬橋の跡取りおばさん

友達にメールを書いていたら長くなったのでこっちに書くことにした。 ---------------- 少し前に子供部屋おじさんという言葉が話題になっていましたね。昨日ふと「子供部屋おじさんのうちいくらかは跡取りおじさんなのではないか」と思いました。 地元で家を…

父の言葉

下書きにこんなテキストがあったので加筆修正して完成させました。 ---------------- わたしは夫と出会うまえに、いま思えば分不相応な相手と結婚の約束を交わしていた。 彼とは当時打ち込んでいたある活動で出会った。わたしは世間知らずで、理想に燃えてお…

夫を亡くしてセブ島に留学することになった その22 授業をさぼって親孝行

語学ラブから一転不登校になった母を街へ連れ出し贅沢させようとして失敗した話。 これまでのお話 言葉に気づいてしまった母 グループレッスンの悩み 授業をさぼって 初ジプニー フィリピン料理店ではしゃぐセブワノスタッフ バカンスへ出る体力と気力 さぼ…

夫を亡くしてセブ島に留学することになった その14 特別な母

ホテルの一階にあるカフェでラテを頼んだら180ペソ / 約380円だったんですけど、「50ペソあったら美味しい朝ご飯が食べられる地域でこれは高すぎる」と思うようになってきました。ケーキは90ペソでした。 さて、グループディスカッションに完成されたオネエ…

同居する家族、または夫を亡くすとなぜつらいのか

葬儀のあとの興奮した日々を経て、いまは寝たり起きたりしながら暮らしている。夕方ふと甘い珈琲が飲みたくなって、ベトナム珈琲を淹れた。入れたら珍しく美味しく淹れられてなんだか元気が出て、CDを聴きたくなった。 これまでCDはブルーレイプレイヤーに入…

夫を亡くしてセブ島に留学することになった その2

夫の闘病が暮らしの中心だった頃、この生活が終わったら旅がしたいとずっと思っていた。勤めていると長旅は難しい。もしも病気がよくなったら、わたしが稼いでもちおと旅をしながら暮らしたかった。もしもわたしがひとりになったら、その時はその時で旅をし…

人生勉強とその特典

ひとりになったと聞いて電話してきた友人から「痩せたんじゃない?」といわれる。 「これ以上痩せようがない」と言いながら体重計を出したら43.3kgだった。ここ10年の平均体重は45.5kgくらい、看病疲れで最も痩せたときで44.3kgで、43kg台は中学生以来だ。当…

11日経った

夫が息を引き取った。 8月30日深夜のこと。 ハイクとTwitterに散発的な投稿をした。 まとまった話を書くだけの集中力と気力がない。 大変な苦しみようで、拷問の末に薬でとどめを刺すような最期だった。 声すら出ないほど衰弱した身体で「苦しい、苦しい」と…

御無体満足

もちおは胃に物が通らないので自分の唾も吐いてしまうようになり、点滴で栄養を摂ることになった。薬も経口摂取できないので、昨日からブドウ糖と痛み止めを絶え間なく点滴し続けている。退院後は点滴を24時間繋いで寝起きすることになるらしい。少なくとも…

してあげたいこと

治してあげたいと思うと無力感に苛まれる。 わたしは腎臓が弱いのだけれど、不思議なもので心が辛くなっても血尿が出る。 そばにいてあげようと思うことにする。 そばにいられるあいだは。

夫の寝かしつけ

去年の暮れに、社内ネットワークのトラブルシューティングのため、泊りで県外へいくもちおについていった。 およそ3時間の距離を交代で運転する。道中適当な店で食事をとるが、胃が狭くなっているもちおは食べると身も世もなく苦しがる。こういうとき、痛み…

はあちゅう主義と睡運瞑菜

はあちゅうさんに興味が沸いて、本を何冊か読んだ。「思い立ったが吉日」を地で行く人で、とにかく行動が早い。「気になったときにやらないと、あとでやろうと思ったときには興味が失せている」と考えて、読みたい本はすぐに買って読む、見たい映画もすぐに…

自覚のない天使

ひとりで暮らしていた頃のこと。 ある日の真夜中、ひとりで「生きるのがつらい、もう明日を迎えたくない」と身も世もなく泣き崩れていたら電話が鳴った。2時くらいだったと思う。びっくりして涙が引っ込んだ。何事だ。 「いま、電話くれた?」 電話をくれた…

入院前にすませたいことがあるもちお

雑記がんばるパーソン。 もちおは今週点滴用のポートを入れる手術を受けるために入院する。「湯治へいっておいでよ」と妹からお見舞いが届いたが、入院前にやることをすませておきたいからと家にいて、忙しくしている。そして今日はひとりで宮崎へいった。こ…

正気の余地

「妹子に聞いて読んだけど、はてこはいい文章書くわ」 と母にいわれ、読んだって何を読んだの?!と思ったあの日からブログを書く気になれずにいました。お久しぶりです。 妹は「はてこブログについては何もいってない、仕事の方でしょう」というのですが、…

百まで生きたお母さん

もちおのがんが進行していると診断された日に、母方の祖母が入院したという知らせがあった。 祖母は庭を持たないターシャ・チューダーのような人で、今年の春で102歳。いまだかくしゃくとして叔母の離れで暮らしている。手先が器用で、レース編みとちりめん…

一年ぶりの境港と出雲アゲイン

わたしの用事で大阪へいった。帰りにもちおの希望で出雲に寄った。車はこういう寄り道ができるところがいい。わたしが眠っているあいだに決めたようで、目が覚めたら出雲の田んぼがどこまでも広がる夕暮れの通りを車でひたすら走っていた。 神無月にいくはず…

母の手料理を買う

「掃除の仕事募集に申し込んだら電話で断られた」と70歳を超えた母がいうので切なくなって、「わたしの稼ぎから手間賃を払うからときどき食事を作ってほしい」と頼んだ。有料で家に呼ぶ口実と自慢の料理をふるまう機会ができて母大喜び。 母は昔から1円単位…

ドアがほしくて舅頼み

仕事場のワンルームは玄関から部屋までひとつづきなので寒い。ドアがほしい。 検索すると枠を作ってポリカーボネイトをはめて引き戸を作る方法が出てくる。 お義父さん、作ってくんないかな。 いや、さすがにそれは図々しいか。 じゃあ本棚の天板を長くして…

スキルス胃がんステージ4 手術不可能の告知から一年

*1 ブログを休んでいた理由 お久しぶりです。 去年ナコルルのことがきっかけで、アイヌをはじめとする少数民族のことを調べていたら、身近なところにハッとするようなことがたくさんあって、いろいろ考えてしまった。どこかキリのいいところでエントリーを書…

持病息災夫婦からのお礼

抗がん剤を止めて五ヵ月。もちおは月に一度血液検査を受け、二カ月に一度CTと胃カメラの検査を受けている。体調は目に見えてよくなっており、最近はこんなに羽目を外して大丈夫かと心配になる日もある。とはいえ我慢して、あとで「本当は、やりたかった…」と…

縦書き便箋に少し慣れた

レターセットを切らしたので、祖父が遺した縦書きの便箋を使って手紙を書いている。縦にまっすぐ文字を書くことが少なかったので、慣れるまで字が「おっとっと!」という具合によろよろしていたが、最近はまっすぐ立てるようになってきた。 縦書き便箋だと文…

フンべシスターズにムックリを習う

アイヌ音楽グループ、フンベシスターズのライブを聴きに朝倉市へいきました。ライブ前のムックリ演奏ワークショップにもちおと二人で参加したざんす。 フンべシスターズは2009年に結成されたアイヌの女性三人組による歌と踊りとムックリ演奏グループ。フンべ…

義父工房 可動式リバーシブルサイドテーブル

昨日は先日手紙で依頼した可動式書棚を義父が届けに来てくれました。 書棚というより収納付きサイドテーブルでしょうか。リビングで使っているわたしの机の脚元に入るサイズの収納がほしいので、どうかお願いします楽しみに待っていますお義父さんの腕信頼し…